昭和20年3月10日の東京大空襲で焼け出された中島咲(岸惠子)は、娘の今日子(清水美砂)と未来子(田畑智子)と共に、芸者仲間だった静江(藤村志保)を頼り埼玉にやってきた。料亭を営む静江から家を貸りて親子三人で暮らし始めるが、血の繋がりのない咲と今日子は喧嘩が絶えなかった。そこへ芸者見習いの敏子(松居直美)と秋代(内田春菊)に加え、料亭の元従業員・定子(戸田菜穂)までが同居することになる。 ある日、咲は静江の甥で士官学校幹部・柳史郎(小林薫)と再会した。20年前、恋人同士だった二人は互いに心が揺れ動く…。
展开