ギャラクシー奨励賞受賞作品。第9回ATP賞'92「ベスト21番組」選出作品。大竹しのぶ扮する若き母親は3人の子どもを置き去りにして恋人と同棲生活。子どもが事故死したことでマスコミから「オニの母親」と非難される。ずっと口を閉ざしていた彼女はやがて毒舌と女性問題で仕事をなくしたニュースキャスター(風間杜夫)と手を組む。世間に挑むために二人が起こした行動とは…。センセーショナルなニュース報道の現実を鋭くえぐった印象深い作品。脚本の野沢尚はテレビ局の裏面をえぐった小説を後年に発表し注目されるが、「愛の世界」とともに本作はそれに先立つ作品。撮影協力・ヨーロッパレストラン・モーベンピック、明治記念館、九十九電機、東京写真専門学校、井筒屋、多聞。
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