大都会東京で暮らし、活動している演劇人たちの恋愛模様を、現実と虚構を織り交ぜて描いた長編作品。妻の歩美から突然別れ話を切り出された戯曲作家の梢は、知り合いの演出家と歩美が通じ合っていたことを突き止める。梢は歩美を取り戻そうと奔走し、そんな夫婦の危機に呼応するように周囲の人間関係もあわただしくなっていく。そして、ついには戯曲に登場する人物たちも現実世界で動き始めて……。インディペンデントで自らの作品を発表するかたわら、山本政志、山下敦弘、今泉力哉らの現場で助監督を多数務め、本作が初の単独劇場公開となった平波亘が監督・脚本。
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