下町の染色工場でアルバイトをするマリエ(南果歩)。ピアニストの卵として、音大で優秀な成績を収めていた彼女の左手が急に動かなくなったのは3か月前だった。そして恋人のチェリスト・悠二(黒田アーサー)を同級生に奪われたマリエは、音大を休学し通院するようになる。そんな折、マリエが知り合ったのが、同じ工場に勤める霧子(田中裕子)だった。数回しか口をきいたことの無かった謎の女・霧子に対し、マリエは不思議な魅力を感じていた。だが霧子は、何故か急に工場を辞め、その数日後マリエに妙な相談事を持ちかけてきた…。
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