吉田那月(25)の元に差出人不明の1枚の絵葉書が届く。絵葉書にはエベレストの風景が描かれていた。那月は絵葉書の差出人が2年前にエベレストで行方不明になった兄ではないかと思い、東京から兄を探しにネパールへとやって来る。兄は名の知れた登山家だったが、那月は10年間会っていなかった。那月は兄のことを何も知らないことに気づく。那月は兄に思いを募らせながらエベレストへ向かうが、登山中に倒れてしまい、兄をサポートしていたシェルパに助けられる。シェルパは那月に連れて行きたい場所があると告げる。そこにはガンジス川に合流する河川バグマティリバーがあり、河岸にはネパール最大のヒンドゥー教寺院パシュパティナート(火葬場)があった。那月は聖なるバグマティリバーで燃えていく死者の姿を目撃するのだった。
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